日本製の服とは?OSOCUが考えるこれからの日本製

日本製の服とは?OSOCUが考えるこれからの日本製

「日本製の服」と聞くと、多くの人が「品質が高い」「安心できる」といったイメージを持つのではないでしょうか。

法律的には抜け道もあるようですが、ここでは

「日本製の服とは、生地製造・縫製・染色・その他加工の工程すべてが日本国内で行われた衣類」

のことと定義したいと思います。本当は糸から、原料からと言いたいところですが、そこは現状取り組めていません(どうこういえるほど知見もありません)。

日本の繊維産地や工場は世界的に見ても技術力が高く、その品質は海外でも評価されてきましたし、今も注目されています。

ただ少し意外かもしれませんが、私は無条件に 日本製=最高 だとは思っていません。

もちろん、日本の産地や職人の技術には強い敬意を持っています。

一方で、「日本製」という言葉だけが強くなりすぎると、服づくりの本質とは少し違う方向に進んでしまうこともあるのではないかと感じています。

OSOCUでは実際に知多木綿を中心に日本国内で作られた生地、自社契約した縫製士による縫製、名古屋黒紋付染のように地域で根付く染色、を活かしながら服を作っています。

デッドストック生地を使った企画以外は100%が日本国内です。おおよそですが80%くらいは近隣地域で作っていて配送手配すらない取引もあります(対面での受け渡し)。

こうして日々作り手として関わる中で、日本製の服について考えることも少なくありません。

前置きが長くなりましたが、そんなOSOCUが「日本製」について考えていることを整理してみました。

https://www.osocu.live/pages/about-us
(OSOCUの根っこの考え方はこちらに記載しています)

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日本製の服と価格の関係

日本の繊維産地には世界最高峰の技術があります。さらには先進国の中ではもう日本やイタリアくらいしか生地も作れて服も作れるのは無理ではないか、とすら言われます。

しかし、その技術を最大限に活かそうとすると、どうしても服の価格は高くなります。背景を知れば納得できる価格であっても、実際に購入する段階で躊躇してしまう人も少なくありません。(例えば、私は3万円というのがその一つの境目だと思っています)

品質を保ちながら価格を抑えることも不可能ではありませんが、そのためにはある程度の生産規模が必要になります。いわゆる「規模の経済」です。

ただ私は、国内外に関わらず 規模を大きくすることが本当に良いことなのか という疑問を持っています。日本では服は完全に供給過剰です。

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必要な分だけ作るという考え方

そのためOSOCUでは、できるだけ 必要な分だけ作る という考え方を大切にしています。

服の生産量が増えれば増えるほど、売れ残りや廃棄の問題も増えていきます。日本に限らず世界では毎年大量の衣類が廃棄されているとも言われています。

その状況を考えると、「たくさん作って、たくさん売る」という仕組みに自ら参加することには強い抵抗感があります。

小さな規模で必要な分だけ服を作る仕組み で事業を続ける、OSOCUとはある種の実証実験だとすら思っています。

 

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服の循環はローカルで起きる方が自然

私は「日本のものを世界に広げたい」というよりも、身近な地域の中で服が循環する方 に興味があります。

服が作られ、販売され、着られ、そして回収される。
その一連の流れが、できるだけ近い距離の中で起こる。

そうすることで、作り手と着る人の距離も近くなり、服の背景も見えやすくなると感じています。

OSOCUでも、できるだけ自分たちの身近な地域で生産し、直接やり取りできる関係の中で服を作ることを大切にしています。現にLINEやメールでの商品問い合わせはほぼすべて1人でコミュニケーションを取っています。

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小さなブランドが複数ある服の生態系

服づくりの世界では、ブランドの規模が大きくなることが成功のように語られることがあります。

しかし私は、一つの大きなブランドが存在するよりも、小さなブランドが複数存在する状態の方が健全 だと考えています。

例えば、売上10億円のブランドが1つあるよりも、売上1億円のブランドが10個ある方が面白い社会 なのではないか、と思っています。

それぞれが違う考え方や価値観を持ちながら存在する。そうした多様性がある方が、服の文化としても豊かになるように思います。

OSOCUが目指しているのも、そんな スモール&ローカルな服づくり です。

2026年はOSOCU以外のブランドも始めたいと思っていて、改めてこの生態系のことをよく考えます。

 

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日本で作った服を着るという選択肢

OSOCUは、日本製の中でも特別に高価な服を作りたいわけではありません。

むしろ 「日本で作った服を着てみる」という選択肢の入口になる存在 を目指しています。

身近な地域で作られた服を着る。
それが少しずつ増えていく。

ステップアップでよりデザイン性の高いもの、高級素材を使用したものへと入っていってもらえたら。

なので、良いと思うブランドはコミュニケーションの中で普通におすすめします。日本の服に興味を持っていただけたのなら、OSOCUだけで完結するのはもったいないです。

こうした小さな選択が積み重なることで、日本の服づくりの環境ももう少し持続可能な形になっていくのではないかと思っています。

日本製という言葉の価値を大切にしながらも、その先にある 服の循環や仕組み を考えていく。OSOCUは、そんな服づくりを続けていきたいと思っています。

 

OSOCUの定番商品を一覧にしています。よろしければご覧ください。

https://www.osocu.live/collections/osocuteiban

 

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